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2023年3月17日|
名古屋

冬のバラのメンテナンス ~ツルバラ~

初夏に美しく咲き誇るバラ

バラには様々な生長の姿があります。とても大まかな分け方ですが、
・まっすぐ伸びていく木立性(ブッシュローズ)
・生長が早く枝がつる状に伸びていくつる性(クライミングローズ)
・その中間のような樹形になるシュラブローズ です。

冬の時期はバラの休眠期にあたり、水も下がっていて枝の仕立てもやり易く、根切りや土替えの時期にあたります。
バラはお手入れすれば、ちゃんと応えてくれます。



今回はツルバラのお手入れをお伝えいたします。

1,まずは、お手入れ前に葉を全部落としておきます。落ちている葉にもウイルスが残っている事がありますので落ちている葉も全部処分いたします。



2,誘因してある枝をできたら全部ほどきます。
そして、まず、古い枝、傷の深い枝、鉛筆より細い枝を切り取ります。(誘因するスペースを考えて枝の数を決めるのもコツの一つです)私は迷ったら切ります。切った方が次の枝も出やすく新旧交代させていくのもポイントの一つです。主の枝は4~5程度で充分と思います。



3,枝を斜めに倒しフェンス等にとめていきます。とめていく枝はできるだけ平行だと美しく、枝と枝の間隔は20㎝程度あると良いです。枝とフェンスを止める際、あまりしっかりと結んでしまうと、枝が生長に伴い太っていった時に縛っている紐やワイヤーが枝に食い込んでいってしまうので、少しゆとりを持たせて縛ります。



4,誘因が終了しましたら、土替えや施肥と根切りをいたします(誘因と順番が逆でも構いません)土のリフレッシュみたいな感じです♪
一年間しっかりと生長したバラは、根もよく伸びています。太い枝を除き、細かい枝を切り落とすみたいな感じで株元から20~30㎝のところを深さ30㎝程度ぐるりと溝を堀り、その穴に堆肥や肥料を入れ混ぜ合わせます。殺虫・殺菌剤も一緒に混ぜ和わせると春からのアブラムシや病気の予防にもなります。



5,土を均し、最後にバーク堆肥でマルチングいたします。(バークチップでも結構です)



冬のお手入れが春からのバラの生長に現れます♪
美しいバラが咲き誇る姿を楽しみにお手入れをいたしましょう♪


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