庭造りや薪販売などのご用命は阿部造園まで

2022年4月5日|
音更本社

「冬囲い」のあれこれ

皆様!こんにちは!
厳しい冬もようやく終わりを迎え、最近では日中の気温が10℃近くまで上がってきましたね!
もう春ですね~。今年、とかち帯広の桜開花時期は少し早いみたいですね!
ところで、皆様は「冬囲い」はご存じでしょうか?
雪が降らない地域ではあまり見ることはありませんが、北海道では冬になると樹木が縄で吊られていたり、竹で覆われていたり、枝が絞られていたりといった光景がチラホラと見ることがあると思います。
いったい、なぜそんなことするのだろう?と疑問に感じたことがある人もいると思いますので、あれこれ説明したいと思います!


※雪吊り


「冬囲い」は樹木を雪から守る為におこないます。
気を付ける点としては、樹木の大きさや樹種などにより、「縛る」「巻く」「吊る」などなどの方法を考えることです。
上記の写真は「雪吊り」という手法の冬囲です。皿状になっている枝の上に雪が積もると、折れたり曲がったりしますので枝ごとに吊っています。


※繩巻
わかりずらい写真ですね。ごめんなさい🙇


繩巻」低木で、枝が細くて柔らかい樹木に適した手法です。一番、簡単な方法です!
縛る時に枝が折れないように注意したり、縛る位置や間隔に注意します!


※こも巻


こんな感じで、巻き巻きしていきます!
光を遮断してしまうので南側を少し開ける手法も知られていますが、ここは十勝。のんきなことは言ってられません。物理的に完全なる防御態勢に全力投球いたします。
最近では「防風ネット」を用いた方法もありますが、やはり当社としては日本の冬らしいく、日本の技術伝統を大切にしたいと思います!


 

TOP